アレルギー性鼻炎・花粉症
当院では、アレルギーの検査・治療を行っています。
症状や生活スタイルにあわせて、最適なお薬を処方しますので、お気軽にご相談ください。
当院で処方可能なお薬
- 内服薬
- 点鼻薬(鼻スプレー)
- 点眼薬(目薬)
「妊娠/授乳中なので影響の少ないお薬にしたい」
「ドライバーなので運転中に眠くならないお薬にしたい」
「強い薬には抵抗があるので、マイルドな効き目のお薬にしたい」
などご希望にあわせて処方いたします。
2024年スギ花粉飛散予測
飛散開始時期
2024年のスギ花粉飛散開始時期は2月上旬と、例年並みか例年より早くなる見込みです。
スギ花粉は、わずかな量が飛散開始時期より前に飛び始めるため、花粉症の方は、1月のうちから対策を始めるとよいでしょう。
飛散量
今年の飛散量は、大量飛散だった前シーズン(2023年)と比べるとやや少ない見通しですが、例年(過去10年の平均)に比べると、やや多い飛散量と予測されています。
花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。万全な対策を行って花粉シーズンをお過ごしください。
アレルギー検査(血液検査)
当院では血液検査でのアレルギー検査を行っております。
対象 | 採血できる方 |
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食物アレルギーなども含め、最大39品目まで保険にて検査することができます。
気になる品目だけを選択(13項目まで)して、検査することも可能です。
お子さんの場合は、採血中に動かずに協力できる方が対象となります。
舌下免疫療法(スギ花粉・ダニ)
アレルギーの原因であるスギ花粉やダニのエキスから作られた薬を少量から投与し、身体を徐々にスギ花粉やダニに慣らしていき、アレルギーの症状を和らげる治療法です。
今までのお薬では副作用がある方、たくさんお薬を飲んでいて少しでも減らしたい方、お薬を半永久的に使うことに抵抗がある方などにおすすめです。
スギ花粉に対する舌下免疫療法について(2024.06.24)
スギ花粉の舌下免疫療法の初回開始薬が少量ですが、入荷いたしました。
治療をご希望される患者様は、来院時受付にてスギ花粉の舌下免疫療法希望とお伝えください。
尚、数量に限りがございますので、なくなり次第終了とさせていただきます。
開始時期について
- スギ花粉症
- 花粉が飛散していない、毎年6月~11月下旬頃に開始します。
- ダニアレルギー
- 一年中いつからでもはじめられますが、スギ花粉症も合併している方は、スギ・ヒノキ花粉の飛散期を避けて治療をしていただいた方が安全です。
治療法
毎日1回、舌の裏にお薬をおいて、1分して飲み込みます。
対象年齢
スギ花粉、ダニともに5歳から行うことができます。
治療期間
治療は長期間(3~5年推奨)かかります。最低でも1年は続けてください。
治療効果
すべての患者さんに効果が期待できるわけではありませんが、8割の方は治療が有効であったという報告があります。
治療効果の程度は様々で、多くの方は1年、2年、3年と続けるに従ってだんだん症状が軽くなってくると言われています。
治療の流れ
STEP. 1事前検査
原因となるアレルギー(スギ花粉またはダニ)の確定診断が必要です。
当院では血液検査を行い診断します。最短2日で結果がわかります。他院でのアレルギー検査結果(2年以内の結果)をお持ちいただいても結構です。
確定診断がつきましたら、初回投与の日を予約していただきます。
STEP. 2初回投与
最初のお薬は、クリニックで医師の指導のもとに、院内にてご自身で行っていただきます。
投与したあとは30分間、経過をみるために院内で、お待ちいただきます。
STEP. 3定期処方
初めて薬をもらった日の約1週間後に受診していただく必要があります。
その後は2〜4週間おきの受診となります。
治療費
受診料+お薬代 約3,000円/月(3割負担の場合)
舌下免疫療法:参考サイト
- 鳥居薬品のアレルゲン免疫療法専門サイト
- http://www.torii-alg.jp/
レーザー治療
鼻粘膜にレーザーをあてて、粘膜の性質を変化させ、一時的にアレルギー反応を起こしにくい状態にする治療法です。
ガーゼ麻酔(麻酔の注射はしません)で、ほとんど痛みはなく、また、処置中や処置後にもほとんど出血しません。
どういう方が適しているか
アレルギー性鼻炎・花粉症の方が適応です。特に次のような方におすすめです。
- 薬を飲んでも効果が乏しい方
- 1年中症状のある方
- 薬の副作用で眠気が出る方、特に受験生や運転が必要な方
- 妊娠を予定している方
開始時期について
レーザーをあてた部分がじゅくじゅくしたり、かさぶたになる時期があり、手術後1~2週間は鼻水・鼻づまりは一時的にひどくなります。
そのため、スギ花粉症の場合は、花粉飛散期の1~2か月前(12月~翌年1月)に治療することをおすすめします。
※インフルエンザ予防接種の期間中は(例年10月~11月)は行いません。
治療費について
レーザー治療の治療費は約 9,000円~10,000円(3割負担の場合)です。(検査代、薬代は別途。)
効果
レーザー治療は鼻炎の主な症状である「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の症状を改善します。特に「鼻づまり」に効果的です。
効果は個人差があります。薬が必要でなくなったり、減らせたり、現在お使いのお薬だけでは効果が不十分な方への相乗効果も望めます。
効果の持続期間も個人差があります。レーザーで変性させた粘膜は再生して元に戻りますので、効果は永久的ではなく、半年くらいの方から、2~3年効果が持続する方もいます。
また目のかゆみには効果がありません。
治療の流れ
STEP. 1事前診察
鼻の中の診察をします。鼻腔内が著しく狭いとか、副鼻腔炎やポリープがあると治療ができないことがあります。
他の病気があり、治療中の方は、場合によりできないことがあります。
レーザー治療日の予約を取ります。
レーザー治療は完全予約制となっております。
月曜、火曜、木曜、金曜日の9時~11時の間、あるいは、15時~17時の間に予約を取らせていただきます。
STEP. 2レーザー治療当日
麻酔のガーゼを鼻の中に挿入し、しばらく待合室でお待ちいただきます。
ガーゼを抜いた後、鼻の粘膜をレーザーで焼灼します。
焼灼後はネブライザーをして、終了となります。
STEP. 3レーザー治療終了後
手術当日は運動、飲酒、入浴(シャワー、洗髪は可)は控えてください。
焼灼後1~2週間ほどは鼻の粘膜が腫れるので、鼻づまりや鼻みずが多くなります。
術後処置のため、手術後1週間後をめどに来院していただきます。